自転車の買い方

現役自転車店店員が、納得できる自転車の買い方をご紹介します。

サイクルメイトや安心パックといった、自転車を買った時に入れる保険のセットは入っておくべき3つの理由

サイクルベースやイオンバイクといった自転車の量販チェーン店では、新車を購入した際に、保険のセットへの入会を勧められます。

サイクルベースあさひだと「サイクルメイト」、イオンバイクでは「安心パック」とかですね。

値段は微妙に違いますが、内容はほぼ同じです。

自賠責の保険、傷害保険、盗難保険、そして修理工賃の値引き、整備の無料などのサービスを期間内に受けられるというものです。

防犯登録とセットになっています。自転車本体以外に数千円かかります。

余分にお金がかかるので、もったいない、防犯登録で十分、と考える親御さんもたくさんいます。

最初はお金がかかるかもしれませんが、通学自転車を買うのなら、こうしたパックに入っておきましょう。

その理由は3つ。

  1. 今入っている自賠責の保険がさらに高額になる
  2. 修理代がお得になるので、お金がたくさんかからない
  3. 整備を無料で受けることができるので安心して自転車通学できる

ではその理由をご紹介しましょう。

①今入っている自賠責の保険がさらに高額になる

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自転車通学で一番怖いのは、本人の怪我もそうですが、事故の加害者になってしまうことです。

自転車で老人をはねて死なせ、高額の補償が発生しています。中には1億に近い金額も。

イオンバイクの安心パックでついてくる自賠責の保険、これは学校で入っている保険と併用することが出来るのです。

学校でも保険が5000万円までだとしたら、それにプラスになります。つまり高額の保険に入っていることと同じになるのです。

②修理代がお得になるので、お金がたくさんかからない

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通学に自転車を使っていると、パンクしたり、自転車をぶつけたりすることが、結構あります。

パンクならせいぜい1,000円前後で済みますが、自転車を正面からぶつけてフロントフォークを曲げると、そうはいきません。

だいたい5,000円から8,000円修理にかかります。また車輪を歪ませてしまったりすると、1万円近くしてしまいます。

こうした時に保険セットに入っていれば、修理を安く済ませることができるのです。

これが意外と馬鹿になりません。数千円は安くなるのですから。

③整備を無料で受けることができるので安心して自転車通学できる

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実はこれが一番大事なのです。

自転車も機械です。整備が必要です。

例えいい自転車を買っても、整備をせずにほったらかしでは、早く劣化をまねきます。

自転車には定期的な整備が必要なのです。車と同じですね。

まめな整備をするか、しないかで、自転車の使用感に大きな差が出ます。

ブレーキや、変速機は使っているうちに調子が悪くなってきます。

またチェーンも伸びるのですが、そうなるとチェーンが外れる原因になります。

定期的に整備が必要です。ブレーキの効き具合、適切は変速、外れないチェーンの張り、こうしたことをきちんして整備された自転車は安心して乗れることができるのです。

通学自転車は毎日酷使します。整備なしでは、はっきりいって長持ちしません。

もちろんあなたが整備してあげられるのなら問題はありません。でももしそうでないのなら、そこは自転車店にまかせた方が安心なのです。

保険のセット 最初は高いと思うかも!? でもしっかり入ってがっつり使うと大変お得&安全に!

自転車店で、自転車、防犯登録意外にお金がかかる、と言われると「え?」と思ってしまうものです。

なんでそんなことにお金をかける必要があるの? と思うかもしれません。

昔からある個人商店の自転車屋さんだと、そこで買った自転車は無料で整備してくれたりしていました。

でもそうした個人商店は年々減っています。

量販チェーン店では、そこで買ったからと言って無料で整備はしてくれません。お金がかかります。

そこでこうした保険のセットに入っていれば、無料で整備を受けることができます。

店によって違いますが、有料の整備は500円くらいから。ですので年に4回ほど、3か月に一回整備を受ければ十分に元がとれるのです。