自転車の買い方

現役自転車店店員が、納得できる自転車の買い方をご紹介します。

あさひやイオンバイクで、通学用自転車を買う時に、気になる自転車のお値段の違いとは?

サイクルベースあさひやイオンバイクに通学用自転車を買いに行くと、いろいろな自転車が並んでいます。

デザインもいろいろありますが、そのお値段は1万円代から3万円代の間が多いです。

デザインはたいして変わらないのに、値段が違うものもあり、選ぶのに悩んでしまいます。

ではその値段の違いは、いったいどこから来るのでしょうか。

量販店で売っている自転車の値段は大きく分けて3つの理由があります。

その3つの理由とは

  1. ライト
  2. ギア
  3. ブレーキ

この3つが値段の違いの理由です。

詳しくご紹介していきます。

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自転車の値段の違い① ライト

オートライトか、昔ながらのブロックダイナモか、の違いですね。

オートライトというのは、その名の通り自動で点灯、消灯します。スイッチの操作がまったくいりません。

今はほとんどLEDを使っています。以前は電球タイプのものもありましたが、最近はほとんど見なくなりました。

最大の特長は、点いていても重くならない、ということです。

昔からあるブロックダイナモは、点灯する時に重くなりますし、うるさい音がします。

オートライトはそれに比べて5分の1の力で点きます。

実は点灯している時には抵抗が発生しているのですが、それを感じることはほとんどできません。

最近は常時点灯のオートライトも出てきています。

オートライトとそうでない自転車の差は5千円前後。自転車通学の安全を考えるなら、オートライトは必須と言えます。

自転車の値段の違い② ギア

ギアありか、ギアなしか、がお値段の違いになります。

これもだいたい5千円前後くらい違います。

通学の途中、坂がなく平坦なら、ギアはなくても大丈夫でしょう。

ギアがあると一見便利そうですが、実はギアを頻繁に使っている人はそうそういません。

ギアがあると、メンテナンスも必要になりますし、シフトワイヤーの交換も必要です。またチェーンの外れる原因にもなります。

自転車通学途中のトラブルを出来る限り避けたいのなら、ギアなしを選ぶのもありです。

ギアが必要なら内装3段のギアを選ぶと良いでしょう。

内装ギアは、ギアが車軸の中に入っているため、トラブルが少ないのです。その分お値段は高くなりますが、メンテナンスもあまり必要がないので、おすすめです。

自転車の値段の違い③ ブレーキ

あさひやイオンバイクで売っている、主に通学に使う自転車についているブレーキには3種類あります。

この使っているブレーキの差でお値段が違ってきます。

バンドブレーキ

昔からあるリア後ろブレーキですね。1万円前後の安い自転車についています。

安くて軽いのがメリットですが、最大の欠点は音なりです。キー、というヒステリックな音が鳴りだすことが
あるのです。

必ず鳴るわけではありませんが、構造上、どうしても音が出てしまいます。

サーボブレーキ

バンドブレーキよりは音鳴りしにくいブレーキです。

ただ効きに独特の癖があり、調整しにくいブレーキです。

一見デザインが良く見える自転車についてくることが多いです。

ローラーブレーキ

音鳴りがなく、雨の日でも制動力が落ちません。また定期的に中に専用のグリスを入れることで、性能を取り戻すことができます。

3つの中では一番すぐれているブレーキといえます。

1<2<3 の順番で値段が上がっていきます。

ローラーブレーキは2万2千円くらいから3万円越えの自転車についてきます。

一番のおすすめローラーブレーキです。

値段の差は性能の差。あまり安いものは、早く駄目になるかも!?

だいたい自転車の値段の差はこの3つの違いが理由と言っていいでしょう。

簡単に言うと性能の差ですね。

安さを基準に選ぶと、自転車が早く駄目になってしまうかもしれまんせん。

実際に買う時に、こうしたことをきちんと説明してくれる店、そして説明できるスタッフから買った方がいいでしょう。

オートライト、内装3段、ローラーブレーキだと、3万円前後になります。

高く感じるかもしれませんが、その値段なら車体もしっかりと作られている場合も多いので、いい自転車をお子さんに乗せたいのなら、ひとつの目安となります。

この3つ以外に、メーカー品、ブリジストンやパナソニックとなると値段が倍以上になります。

量販店で自転車を購入する場合は、メーカー品はあまり置いてないので、オリジナル車を買うことが多くなりますが、この3つを見ていただくと、値段の差が分かりやすいでしょう。