自転車の買い方

現役自転車店店員が、納得できる自転車の買い方をご紹介します。

安全な通学するための自転車はここをチェック! 通学用自転車を選ぶ時にチェックしたい5項目!!

通学用に自転車を買う時に、チェックしたい5項目をご紹介します。

通学用自転車を選ぶ時には、なにより安全に、そしてトラブルなく乗れるものにしたいですよね。

ではどうしたら安全な自転車を選ぶことができるでしょうか。

そのためにチェックしたい5項目、選ぶ時の参考にしてください。

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①ライト

帰ってくるのが、遅くなること、多くなると思います。

夜道で一番大事なのはライトです。あたりまえです。

安全に帰宅するためには、出来るならオートライトの自転車を選びたいもの。

自転車のライトには大きく分けて2種類あります。

昔からある「ブロックダイナモ」と「オートライト」です。

オートライトは文字通り、暗くなると自動で点灯します。スイッチの操作は一切必要ありません。

また今のオートライトは、そのほとんどがLED。ですので、かなり明るいです。

そして最大の特長は、点灯している時にも漕ぐのが重くならない、ということです。

学校から、そしてクラブ活動の帰り、疲れていて重くなるライトは嫌ですよね。

オートライトなら、漕いでも重くなりませんし、なによりLEDなので、車や歩行者に、自分の存在をしっかりとアピールできるのです。

②ブレーキ

通学に使うファミリー車は、前と後ろで使用しているブレーキが違うものがほとんどです。

前にはキャリパーブレーキというものがついています。

自転車の値段によってついているキャリパーブレーキも若干違いますが、さほど差はありません。

一方後ろのブレーキは自転車の値段によって、やや大きく違います。

今のファミリー車についてくる後ろブレーキは2種類あります(正確には4種類あります)。

安い自転車にはバンドブレーキ、2万円以上になるとローラーブレーキ、というものがついてきます。

きちんと調整されていれば、その両方ともしっかりと止まります。

ですがバンドブレーキは、その性質上、ヒステリックな「キーッ!」という音鳴りがしやすいのです。

一方ローラーブレーキは音鳴りがほとんどしないだけではなく、雨の日でも制動力は落ちません。

また定期的に専用のグリス(ねっとりとした油)を注入すれば、性能が戻ります。

通学は雨の日でもする人は、ローラーブレーキのついている自転車にするべきです。

③ギア

ギアがついてくると、その分値段があがります。

通学の途中、坂道などなければギアはいりません。

ギアがあった方が、とギアつきを選ばれる人がいますが、実際にギアを使いこなしている人はほとんどいません。

もし学校まで大した距離がない、または平坦な道ならば、実際にはギアがなくても困ることがないでしょう。

ギアには、内装と外装があります。

後輪の右側にギアが何枚も見えるのが外装、ギアが一枚しか見えないものが内装です。

外装は油が切れるとギアの歯自体も錆びます。

一方内装変速は、メンテナンスがほとんどいりません。その分、複雑な仕組みなので、お値段がちょっと高めです。

もしギアがある自転車を選ぶのなら、内装の方がトラブルが起きにくいので、そちらを選んだ方がいいでしょう。お値段はちょっと高くなります。

④タイヤ

自転車用のタイヤには、いくつかの種類があります。

通学用自転車では、耐パンク性能の高いタイヤがおすすめです。

耐パンクのタイヤは、減りにくく、肉厚のためパンクにも強いのです。もちろん絶対にパンクしないわけではありません。

自転車通学で一番困るのはパンク。

耐パンクのタイヤを選ぶことで、そのリスクをかなり減らせることができます。

ですが、この耐パンクタイヤの性能を発揮させるには、空気をまめに入れる必要があります。

2週間~1ヵ月には、かならず空気を足しましょう。

まめに空気を入れることで、タイヤは性能をしっかりと発揮し、安心して通学をすることが出来るのです。

耐パンクタイヤは、パンクしないタイヤとは違います。

パンクしないタイヤは、普通のタイヤとは全く違います。タイヤの中にゴムのようなものが詰まっているので釘がささっても大丈夫なのです。

ですがパンクしない代わりに、乗り心地は最低です。

また車輪についてくる針金・スポークが折れやすく、1本でも折れると車輪ごと交換と言われてしまうことがあるのです。

タイヤの中に空気が入っていないので、衝撃がすべて車輪に伝わってしまうので、スポークが折れやすいのです。

普通に空気を入れるタイヤでも、きちんと満気圧、空気をいれてやればあまりパンクしないのです。

ですので、選ぶなら耐パンクのタイヤです。

⑤保険

多くの量販店では、購入時に修理代が安くなったり、整備が無料になったりするパックを同時に販売しています。

この中には、大抵自賠責の保険がついてきます。

最近は都道府県の条例で、自転車の自賠責の保険の義務化にしている県が増えてきました。

本人が事故にあうのも嫌ですが、問題は加害者になってしまう方が、とても厄介です。

自転車店で入れる、そうしたパックには、そうした自転車保険がついてきますので入っておいた方がいいでしょう。

また通学では自転車を毎日、雨の日も風の日も、使います。

当然自転車は痛み、壊れ、そしてタイヤは減り、パンクをします。

3年間、何事もない、という方がまれでしょう。

ですので、修理や整備に割引になるパックは入っておいた方が無難です。